ブログを運営していると、誰もが気になることがあります。
それは「自分が書いている記事がちゃんと読んでもらえているんだろうか、、?」
ということです。
そんな時に利用されるのは「アクセス解析」と呼ばれるツールです。
アクセス解析とはどのようなものか?見ていきましょう!
アクセス解析とは?
アクセス解析とは、Webサイト(ブログなど)への訪問者がサイト内でどのような行動をしたか、を解析することです。
どんなことがわかる?
- Webサイトへどのくらいの訪問者が来たか?
- 訪問者はどのような属性(年齢・性別など)
- どのような経路でWebサイトに訪れたか?
- Webサイト内でどの記事をどのくらい閲覧したか
- よく閲覧されている記事はどれか?
などを解析することができます。
なぜアクセス解析が重要?
Webサイトはどんなに立派なものを作っても、読んでもらえなければあまり意味をなしません。
「収益を増やしたい」、「商品を売りたい」などの目的があれば、自分のどの記事がよく読まれているのか、どんな人に読まれているのか、商品をどの程度売ることができたか、などを解析することで、今後の記事作成や戦略に活かしていくことができます。
アクセス解析はWebサイトを盛り上げていくには必須のツールです。
アクセス解析で用いられる用語
アクセス解析を使っていくには、まずはどのような用語や項目があるのかを知っていく必要があります。
代表的な言葉は以下です。
- PV(ページビュー)
- セッション数(訪問者数)
- UU(ユニークユーザー)
- 離脱/離脱率
- 直帰/直帰率
- 回遊率
- CV/CVR
- 着地ページ(ランディングページ)
それぞれどんなものなのか、見ていきましょう。
PV(ページビュー)
PVとはPageView(ページビュー)のことで、「ピーブイ」と呼ばています。
PVは、Webサイトの中のページが何回開かれたかを指します。
例えば「訪問者がトップページにアクセスしてから、記事を5つ見て、再度トップページにアクセスした」とします。
その場合、トップページに2回、記事に5回アクセスしたということになり、「7PV」となります。
ブロガーが人気ブログとして示す指標として「⚪︎⚪︎PV達成!」とよく用いられます。
セッション
セッションとは、訪問者がWebサイトに訪れてから離脱するまでの一連の流れです。
上で示した「訪問者がトップページにアクセスしてから、記事を5つ見て、再度トップページにアクセスした」とします。
これはWebサイト内でいろいろ移動しているだけですので、「1セッション」と数えられます。
「別のサイトに移動してから再度そのサイトに戻ってきた」とすると「2セッション」となります。
UU(ユニークユーザー)
UUとはUnique Userの略で、「ユーユー」と呼ばれます。
簡単に言えば、その日のうちにWebサイトを訪れた人数のことです。
セッションで示した「訪問者がトップページにアクセスしてから、記事を5つ見て、再度トップページにアクセスした」後に「別のサイトに移動してから再度そのサイトに戻ってきた」とします。
この場合、同一デバイスであればUU数は「1」と数えられます。
同じ人がPC、タブレット、スマートフォンなど別のデバイスでそれぞれアクセスした場合はUU数は「3」と数えられます。
なおUU数は1日換算や1週間換算に変更したりすることができます。
つまりどのくらいのユーザーがサイトにアクセスしているのかを把握することができます。
離脱/離脱率
「離脱」とは、Webサイトの訪問者がそのページから他のサイトへ移ったりブラウザを閉じてしまうことを指します。
「離脱率」とは、訪問者がページごとにどの程度の割合で離脱してしまっているかを示す指標です。
離脱率が高いページは、その他のコンテンツに興味を持ってもらえていない、またはサイト内を回遊しにくい構造になっている、と解釈することもできますので、そのページを改善する余地があるかもしれません。
直帰/直帰率
「直帰」とは、Webサイトの訪問者が、サイト内の1ページだけアクセスし、その他のサイト内のページを見ずにその他サイトへ離れていってしまうことを指します。
「直帰率」とは、全セッションの中で1ページだけを見た割合(%)を表します。
つまり1ページだけしか見ない訪問者がどれだけいるか、という指標です。
直帰率が高いということは、サイト内を回遊しにくい、訪問者が欲しい情報を提供できていない、などが考えられ、改善の余地があります。
回遊率
「回遊率」とは、Webサイトの訪問者がそのサイト内のページをどれだけアクセスしたか、を示す指標のことです。
回遊率が高いということはサイト内のコンテンツをたくさん見てもらえているということになりますので、訪問者の満足度が高いという解釈ができます。
逆に回遊率が低いということは、サイト内が回遊しにくい、コンテンツが面白くない、ということになりますので、改善の余地があるということとなります。
CV/CVR
「CV」とは、Conversionの略で「シーブイ」と呼ばれます。
CVは、「Webサイトを訪問したユーザーが、サイト作成者が設定した目標を達成すること」を指します。
例えば商品の紹介をする記事だったとして、記事の目標を「商品購入」と設定したときに、サイト訪問者が商品購入した場合CV達成ということになります。
CVRとは、Conversion Rateのことであり、つまり訪問者のうちCV達成した率がどのくらいか、を表す指標となります。
CVRが高いということは、多くの訪問者が非常に興味をそそるような記事が書かれている、ということにもなります。
着地ページ(ランディングページ)
「着地ページ」とはランディングページとも呼ばれ、Webサイトの訪問者が最初に訪れるページのことを指します。
一番アクセスが多い着地ページを把握することで、サイトのなかでどの記事が一番読まれているのかがわかり、サイトの今後の展開に活かすことができます。
離脱ページ
「離脱ページ」とはWebサイトへの訪問者がサイトから離れたページのことを指します。
先ほどの「離脱/離脱率」としてどのページが離脱しているのが多いのか、それは何故なのかを解析することで、問題の抽出に役立ちます。
初心者におすすめ!無料のアクセス解析ツール
Googleアナリティクスとは
アクセス解析で用いられる用語について見ていきましたが、実際にどのようなアクセス解析ツールがあるのでしょうか?
初心者でも導入は必須と言っても良い無料のアクセス解析ツールを紹介します。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
上記の2つはGoogleが無料で提供している、誰でも導入することができる高性能のアクセス解析ツールです。
何より提供元がGoogleという安心感もあります。
Webサイトをより良いものにしていきたいと考えるのであれば導入しない理由はない!、と言えるほど必須のアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供している、無料であるにも関わらず高性能のアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクス より引用
Webサイトへの訪問者はどのような人なのか、どこからきたのか、どのページを閲覧したのか、またどの程度売り上げにつながったのか、などを解析することができます。
Googleアナリティクスの良い点
Googleアナリティクスの良い点として、無料で使えること、Googleが提供しているという安心感があること、高性能で様々な解析ができること、また多くの方が導入していますのでWeb上にも利用の仕方や活用の方法などの情報に溢れており、初心者でも安心して使えるということ、が挙げられます。
Googleアナリティクスでわかること
Googleアナリティクスでわかることとして主に以下が挙げられます。
- Webサイトにアクセスしたユーザー属性
- Webサイトに訪問した経路
- Webサイト内でのユーザーの行動
- CVの状況をチェックする
ユーザー属性とは、Webサイトに訪れた人の年齢・性別・地域などのことです。
要するに、Webサイトへアクセスした人がどんな人なのか、どのようにきたのか、サイト内でどのように動いて出ていったのか、そこから収益化に繋がったのか、などを一元的に把握することが可能です。
その他にもレポートを作成したり、することで
どう利用していくか?
上記の情報がわかることで、そのWebサイトがどの年齢層をターゲットにすべきか、アクセスの多い記事のジャンルの発信を増やすことで訪問者を増やせる可能性、またサイト内の回遊をうまく調整したり、収益化に繋げるなど、その可能性は多岐にわたります。
これらを無料でできるわけですから、Googleアナリティクスを利用しない手はないと思います。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは?
Googleサーチコンソールとは、Webサイトや更新した記事の存在をGoogleに知らせ、訪問者がどのような検索ワードでWebサイトにたどり着いたのか、またWeb内にエラーや不具合がないか、などを行うツールです。
Googke Seach Console より引用
Googleアナリティクスとの違いは、アナリティクスはサイト内での行動をチェックすることが中心であることに対して、サーチコンソールはWebサイトに辿り着く前の状況をチェックする、という点です。
Googleサーチコンソールでわかること
わかることは主に以下です。
- Webサイトの検索パフォーマンスを計測する
- Webサイトの各ページがGoogle検索にインデックスされているかをチェックする
- Webサイト内にエラーや不具合がないかをチェックする
- Webサイト内の更新情報をGoogleに送信する
Webサイトを作成したら必ずGoogle検索で引っかかるわけではなく、作成したことをGoogleに気づいてもらわないと検索では出てきません。
ですので、サーチコンソールを導入することはGoogleにWebサイトの存在に気づいてもらう、また更新した時にもその更新した記事をGoogleに知らせる、という機能があります。
またどの記事がインデックスされていないかを把握することもでき、その理由が「記事に問題がある可能性」、「そもそもGoogleに気づいてもらえない可能性」もあるため、それらを検証することができます。
要するに、Webサイトの存在をGoogleに認識させて、どのような検索キーワードでWebサイトにたどり着いたのか、などをチェックすることができます。
このようにGoogleアナリティクスにはない機能を、Googleサーチコンソールと合わせて補完しているというような形であり、この2つはどんなWebサイトでも必須と言って良い機能を備えていますので、ぜひ導入していきましょう!
あとがき
アクセス解析、、非常に大事ですね。早速上の2つを導入して見ましたが、僕のブログは案の定、全っ然検索されていないようですし、インデックスされていないページもいくつかありました。昨日の記事でも書きましたが、ぬか喜びしてしまった無知な自分を恥じたいー。でも非常に勉強になりました!今後のブログ運営を良くしていく上で非常に重要なツールであり、この機能を活かすも⚪︎すも自分次第!疑問を一つ一つ解決して進んでいくのが、僕にはあっているようなので、これからも様々な疑問を検索して行ってレベルアップしていきたいと思います。